2026.11.03 [イベントレポート]
ジュディ・オング、昨年99歳で亡くなった母親への思いを語る

台湾で大ヒットを記録した『陽だまりの歌が聴こえる』が11月3日、東京・丸の内ピカデリーにて、第39回東京国際映画祭「ガラ・セレクション」部門出品作品として、公式上映され、出演するジュディ・オングとホー・マンシー、ギャビン・リン監督と脚本を手がけたヘンリー・ルーが舞台挨拶に立った。

女子刑務所を舞台に、そこで生まれ育ち、失明の危機を迎える少女のために、母親と仲間たちが「美しい記憶を残してあげたい」と合唱団の結成を決意する。口コミで人気が広がり、興行収入38億6000万円超を記録し台湾映画史を塗り替えた。

ジュディ・オングは元舞台歌手で、病を押して合唱の指揮をとるユーインを演じ、台湾映画に47年ぶりに出演。「まさか、こんな素晴らしい結果をもたらしてくれるとは。東京国際映画祭に出品されたことも嬉しく思っています」と喜びの挨拶をした。

本作を通して「親の愛情は無限」「同時に親たちの時間は有限」であることに気づいたといい、「大切なのは、明日を信じること」としみじみ。昨年、99歳で亡くなった母親について「ベッドの横にカラオケの機械を置いて、母のために小さなコンサートをしたんです。この映画が大きな助けになりました」と思いを語った。

共演した新進俳優のホー・マンシーについては、「いま24歳で、私にとっては本当に孫みたい(笑)。吸収する力がすごいし、演技は本物でしたね。とても将来性があるし、新しい友だちができたことが私にとって財産」と太鼓判。ホー・マンシーは「大先輩から、人間の愛と優しさ、努力の大切さを学んだ」と敬意を示していた。

ギャビン・リン監督は「テーマは愛。日本の皆さんに愛と幸せ、前向きに生きる力を受け取ってもらえれば」とメッセージ。脚本のヘンリー・ルーは、「太陽の光は誰にでも平等なもの。太陽の光を浴びながら、前向きな気持ちになってもらえれば」と話していた。

第39回東京国際映画祭は11月4日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。
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