部門紹介

東京国際映画祭の上映作品は、多彩な主要11部門によって構成されています。

コンペティション部門
Competition

2026年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界各国・地域の応募作品の中から、厳正な審査を経た15本の作品を期間中上映します。今年は112の国と地域から1,892本もの応募がありました。国際的な映画人で構成される審査委員のもと、クロージングセレモニーで各賞が決定されます。
 

アジアの未来部門
Asian Future

2013年の第26回TIFFから始まった、長編3本目までのアジア(日本・中東を含む)のフレッシュな作品を世界に先駆けて上映するアジア・コンペティション部門です。今年は世界初上映(ワールド・プレミア)8本を含む10作品が「アジアの未来 作品賞」を目指して競います。

Nippon Cinema Now部門
Nippon Cinema Now

日本映画の新作を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映する部門です。新鋭の瑞々しい作品や、真摯なドキュメンタリー作品など、さまざまな作品を上映します。世界での日本映画の更なる飛躍に向けて、今年からコンペティション化されます。

ガラ・セレクション部門
Gala Selection

日本公開前の最新作をプレミア上映します。今年、世界の映画祭で話題になった作品、国際的に知られる巨匠の最新作、本国で大ヒットした娯楽映画など、映画祭を盛り上げる作品19本(短編5本含む)を上映します。

ワールド・フォーカス部門
World Focus

現在の世界の映画界の潮流を示す作品を上映します。第23回ラテンビート映画祭 IN TIFF、台湾電影ルネッサンス2026、オーストラリア・スポットライト、ウルリケ・オッティンガー特集、生誕100年ユーセフ・シャヒーン監督特集など、多彩な特集上映も行います。

アニメーション部門
Animation

アニメーション部門では、国内外の最新作や話題作、アニメに関するドキュメンタリーを含む全9作品を上映します。さらに<女性監督特集>として国内の人気3作品を上映するほか、関連シンポジウムも3企画ご用意しています。

日本映画クラシックス部門
Japanese Classics

日本映画の名作クラシック作品を上映する部門です。相米慎二監督や成瀬巳喜男監督の作品、日活ロマンポルノ55周年記念上映などに加え、今年は世界映画史に燦然と輝く巨匠・溝口健二の没後70年特集上映を国立映画アーカイブと共催します。

ユース部門
Youth (TIFF Children / TIFF Teens)

若い観客に向けて選ばれた作品を通し、映画と初めて出会う、または映画と出会いなおす体験の提供をねらいとした部門です。制作ワークショップであるTIFFティーンズ映画教室は、開催10周年記念の上映イベントを開催します。

ウィメンズ・エンパワーメント部門
Women's Empowerment Section

女性による映画とエンパワーメントを考える部門です。今年の作品群はペルー、中国、ウクライナ、インド、チリ、日本、イギリスが主な舞台で、様々な境遇が個々人のアイデンティティと生き方に落とす影と力を探ります。トーク・イベント「ハー・ゲイズ」は日台撮影監督をお招きします。

アジア学生映画コンファレンス部門
Asian Students' Film Conference

アジア各国の映画学校が推薦する60分未満の実写、アニメ映画から選出された学生映画のコンペティション部門です。すでに他の映画祭で受賞している秀作もラインナップしています。

新設
CROSSCUT ASIA+
CROSSCUT ASIA+

国際交流基金との共催で「東南アジアの豊かな映画文化を紹介する」という趣旨のもと、東南アジアと日本の気鋭の映画プログラマーが、独自の視点で設定した毎年異なるテーマに基づき、協働して厳選した作品を上映する新部門です。

プログラミング・ディレクター
Programming Directors
プログラミング・ディレクター

市山尚三(いちやま しょうぞう)

松竹、オフィス北野をベースに主に海外の映画作家の作品をプロデュースする。主な作品にホウ・シャオシェン監督の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(1998)、カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したサミラ・マフマルバフ監督の『ブラックボード』(2000)、カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞したジャ・ジャンクー監督の『罪の手ざわり』(2013)等がある。また1992年から1999年まで東京国際映画祭の作品選定を担当。2000年に映画祭「東京フィルメックス」を立ち上げ、ディレクターを務めた。2013年より東京藝術大学大学院映像研究科の客員教授。2019年、川喜多賞受賞。2021年、東京国際映画祭プログラミング・ディレクターに就任。

市山尚三
シニア・プログラマー

石坂健治(いしざか けんじ)

早稲田大学大学院で映画学を専攻し、アジア映画、ドキュメンタリー映画に関する批評活動を開始。1990年より2007年まで国際交流基金専門員としてアジア中東映画祭シリーズを企画運営。2007年の第20回TIFFよりアジア部門のプログラミング・ディレクターに就任。2020年より現職。日本映画大学教授・映画学部長。ミシガン大学招聘教授(2024/25)。共著書に『ドキュメンタリーの海へ』(現代書館)など。

石坂健治
「アニメーション」部門 プログラミング・アドバイザー

藤津亮太(ふじつ りょうた)

アニメ評論家。新聞記者、週刊誌編集を経て、2000年よりアニメ関係の執筆を始める。主な著書に『増補改訂版「アニメ評論家」宣言』(ちくま文庫)、『アニメと戦争』(日本評論社)、『富野由悠季論』(筑摩書房)などがある。東京工芸大学芸術学部教授。

藤津亮太
「ウィメンズ・エンパワーメント部門」「ユース部門」プログラマー

清水 裕(しみず ゆう)

オーディトリウム渋谷とユーロスペース勤務を経て、2017年より恵比寿映像祭映画担当。2022年よりロッテルダム国際映画祭の実験映像プログラムDINAMOを担当。2024年東京国際映画祭欧米担当に着任。


清水 裕
第39回東京国際映画祭 作品選定アドバイザリーボード
※50音順

Advisory Board Members for the 39th TIFF

幅広い知見・人脈と多様な価値観を有する外部専門家の協力を頂き、上映作品を選定しました。

安藤紘平

(あんどう こうへい)

早稲田大学名誉教授

金原由佳

(きんばら ゆか)

映画ジャーナリスト

関口裕子

(せきぐち ゆうこ)

映画ジャーナリスト