第39回東京国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されている『
男ともだち』が10月27日、東京・有楽町のヒューリックホール有楽町で上映された。直木賞作家・千早茜のロングセラー小説を映画化。三島有紀子監督が上映後のQ&Aに出席した。
人間関係に不器用で、惰性と不毛な恋愛に逃げる29歳のイラストレーターの神名(松岡茉優)は、大学時代の先輩・ハセオ(成田凌)と7年ぶりに再会。出会った頃からずっと変わらない2人だけの温度で接してくれる“男ともだち”と過ごす日々が、彼女の人生を大きく動かしていく。
三島監督の作品が、東京国際映画祭のコンペティション部門に選出されるのは初めて。「新しい試みに挑戦した作品を、映画を愛する世界中の皆さんに見ていただけて幸せ」と喜びを語り、「できるだけ物語を排除して、肉体で感情を感じる。そんな余白がある映画になった」と新境地たる理由を語った。
主演の松岡は、30歳を目前に人生に行き詰まる女性をリアルに演じ切り、孤独や不安定な心情を繊細に体現。観客から起用理由を問われると、「実は『桐島、部活やめるってよ』から注目して見ていた。当時から歩き方や立ち方まで、その役のことを考えて、基本から組み立てていることがヒシヒシと伝わっていた」と明かした。
続けて「神名と同じように、松岡さん自身も満たされていない、「もっと演じたい」というどこか乾いた欲望を持っているのではないかと思った」とキャラクターとの親和性を説明した。
喜怒哀楽の表情を引き出す演出方法については、「ああして、こうしては言わないようにしている」といい、「まずやるのは、空間を決めること。自然とどういう動きになるのか決まりますし、小道具をどこにどう置くかで、芝居をどう誘えるかを考える」と語った。
また「私は間接的な演出と呼んでいる」と前置きし、「相手役、今回であれば、成田さんに“ウィスパー”することで、それ(松岡の表情)を導くこともある。今回、松岡さんの素晴らしい表情が引き出せたのは、松岡さんと成田さん、2人の力が重なり合った結果」だと両名をたたえていた。
第39回東京国際映画祭は11月4日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。最終日には、コンペティション部門をはじめ、各賞の受賞結果が発表される。
第39回東京国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されている『
男ともだち』が10月27日、東京・有楽町のヒューリックホール有楽町で上映された。直木賞作家・千早茜のロングセラー小説を映画化。三島有紀子監督が上映後のQ&Aに出席した。
人間関係に不器用で、惰性と不毛な恋愛に逃げる29歳のイラストレーターの神名(松岡茉優)は、大学時代の先輩・ハセオ(成田凌)と7年ぶりに再会。出会った頃からずっと変わらない2人だけの温度で接してくれる“男ともだち”と過ごす日々が、彼女の人生を大きく動かしていく。
三島監督の作品が、東京国際映画祭のコンペティション部門に選出されるのは初めて。「新しい試みに挑戦した作品を、映画を愛する世界中の皆さんに見ていただけて幸せ」と喜びを語り、「できるだけ物語を排除して、肉体で感情を感じる。そんな余白がある映画になった」と新境地たる理由を語った。
主演の松岡は、30歳を目前に人生に行き詰まる女性をリアルに演じ切り、孤独や不安定な心情を繊細に体現。観客から起用理由を問われると、「実は『桐島、部活やめるってよ』から注目して見ていた。当時から歩き方や立ち方まで、その役のことを考えて、基本から組み立てていることがヒシヒシと伝わっていた」と明かした。
続けて「神名と同じように、松岡さん自身も満たされていない、「もっと演じたい」というどこか乾いた欲望を持っているのではないかと思った」とキャラクターとの親和性を説明した。
喜怒哀楽の表情を引き出す演出方法については、「ああして、こうしては言わないようにしている」といい、「まずやるのは、空間を決めること。自然とどういう動きになるのか決まりますし、小道具をどこにどう置くかで、芝居をどう誘えるかを考える」と語った。
また「私は間接的な演出と呼んでいる」と前置きし、「相手役、今回であれば、成田さんに“ウィスパー”することで、それ(松岡の表情)を導くこともある。今回、松岡さんの素晴らしい表情が引き出せたのは、松岡さんと成田さん、2人の力が重なり合った結果」だと両名をたたえていた。
第39回東京国際映画祭は11月4日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。最終日には、コンペティション部門をはじめ、各賞の受賞結果が発表される。