台湾ルネッサンス2026 台湾ルネッサンス2026

虹と踊る
[恨女的逆襲]
A Dance with Rainbows

115分/カラー/中国語、台湾語/2025年/台湾

虹と踊る
©The Handyman Co.,Ltd.

作品解説

20歳のリンは、ボクシングと母が営む弁当屋の手伝いを両立させながら、静かに崩壊していく家族と向き合っている。表面上は仲睦まじく見える両親だが、父が新しい「恋人」を家に連れてきたことで虚構は打ち砕かれる。そうした葛藤のなかにあっても、困難な現実に負けることなくリンは練習に励んでいく。監督のリー・イーシャンは短編作品が高く評価されてきた映画作家で、プロデューサーや映画編集者としても知られる。本作で長編作品の監督デビューを果たした。なら国際映画祭2026では『ダンス・ウィズ・レインボー』のタイトルで上映された。

監督/エグゼクティブ・プロデューサー/脚本/編集/キャスティング・ディレクター

リー・イーシャン [李宜珊]

1985年、台北生まれ。第53回金馬奨にノミネートされた映画“Sisters’ Busy Hands”(16)『亮亮と噴子』(17)の脚本と監督を務め、後者は最優秀実写短編映画賞を受賞した。プロデューサー、編集者としても活躍しており、金鐘奨で最優秀編集賞を受賞した。
リー・イーシャン

スタッフ

エグゼクティブ・プロデューサー/編集/キャスティング・ディレクター:ホー・ピン
プロデューサー:リン・ユーイエ
撮影監督:ジャン・ジータン
美術:シエ・ミンレン
照明:ツァイ・ウェイヤン
音響:ドゥー・ドゥージー
音楽:ツァイ・イージュン
録音:ジュオ・ゾンチェン

キャスト

リン・イーティン
ツァイ・ジェンナン
ヨウ・アンシュン
ロータス・ワン
リン・ユージア
ホアン・ウェイ
虹と踊るポスター
名人からの贈り物
[我的棋王爺爺]
The Grandmaster's Gift
  • インターナショナル・プレミア

110分/カラー/中国語/2026年/台湾

名人からの贈り物
©Taiwan Creative Content Agency/Taiwan Mobile Co., Ltd./Fei Creative Entertainment Co., Ltd./udnFunLife Co., Ltd./STRONG PRODUCTIONS CO., LTD./SKY FILMS International Culture Co., Ltd./Genesis Wave Film Co., Ltd./AV-JET INTERNATIONAL MEDIA CO., LTD./Arrow Cinematic Group, Inc./Prime Pumpkin Pictures Co., Ltd.

作品解説

1998年の台北。古い街並みが消えゆき、かつて大陸から渡ってきた退役軍人たちも姿を消しつつあるなか、リウ・ビンは質素な牛肉麺の店を営んでいる。1949年に海峡を渡って台湾にやってきた元・中国将棋のチャンピオンである彼は、その後、故郷の土を踏むことはなかった。そんなリウが青空将棋の場で知り合った父子家庭の孤独な少年イーシュエンに将棋の手ほどきをすることになり、ふたりの間に思いがけない絆が芽生えていく。監督のチェン・イーロンはフランスで映画を学んだ新鋭で、本作が長編デビュー作。第28回台北映画祭クロージング作品。

監督/脚本

チェン・イーロン [陳怡蓉]

1978年、台北生まれ。フランスのリュミエール・リヨン第2大学で映画演出を学ぶ。親密な人間関係を通して家族、記憶、社会変化を探求する作品を手掛けている。テレビ映画“Grandma Must Die”(20)は、アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワードなど国際的に高い評価を受けた。本作が長編初監督作である。
チェン・イーロン

スタッフ

プロデューサー:デヴィッド・タン
脚本:リン・ウェンジェン
撮影監督:ジョン・アイ
美術:ジュー・ユーチー
照明:ジャン・ジュンフー
編集:ライ・ヨンシュエン
衣装:ドン・イェンシウ
音響:ガオ・チンルン
録音:ルオ・ソンツォー
音楽:リー・ペイチン
ビジュアル・エフェクツ:サンダー・グオ
ビジュアル・エフェクツ:ホアン・ミンビン

キャスト

リー・リーチュン
シエ・イーロー
ダニエル・ホン
名人からの贈り物ポスター
いつまでも幸せに
[幸福快樂的日子]
Happily Ever After
  • ジャパン・プレミア

95分/カラー/中国語/2026年/台湾

いつまでも幸せに
©Splash Pictures, Inc.

作品解説

結婚の準備を進める妹と、結婚が象徴するあらゆる慣習に抗う姉。そんな折、妹の拾った猫が波紋を広げていく。家族が期待するなか、本当の「幸せ」を自らの意志で選ぶことは可能なのかという問いに直面し、姉妹の間の脆い絆が試されていく。監督のロアン・フォンイーはアメリカで映画を学び、デビュー作『アメリカから来た少女』(21)は、TIFF2021「アジアの未来」部門に入選し、その後劇場公開。さらに金馬奨で女性初の最優秀新人監督賞を含む4冠に輝いた。

監督/脚本

ロアン・フォンイー [阮鳳儀]

1990年、台湾生まれ。映画監督として受賞歴があり、AFIアメリカン・フィルム・インスティチュート監督コース修了生である。長編デビュー作『アメリカから来た少女』(21)は第34回東京国際映画祭「アジアの未来」部門で初上映され、第58回金馬奨の最優秀新人監督賞を含む4部門で受賞。同賞の史上初の女性受賞者となった。
ロアン・フォンイー

スタッフ

プロデューサー:クリフォード・ミウ
プロデューサー:ジャン・リンハン
撮影監督:チェン・コーチン
美術:シュー・グイティン
衣装:カレン・イップ
キャスティング・ディレクター:リサ・ホー
編集:マオ・ズークン
編集:アーシシュ・デメロ
音響:ジャン・イージェン
音楽:ウー・ペイリン

キャスト

シュファ
ヤン・クイメイ
ジャック・カオ
チェン・シュエン
いつまでも幸せにポスター
有用な人
[有用的人]
To Be Ordinary
  • ジャパン・プレミア

111分/カラー/中国語/2026年/台湾

有用な人
©Goer Film Co., Ltd.

作品解説

自動車事故で下半身不随となった青年はやがて快復の兆しを見せ、補償金で家族の生活も好転しはじめていた。だがそんな矢先、青年の脳に腫瘍が見つかる。一方、加害者の男も苦しみ、贖罪のため自宅を被害者の家族に譲ってまで罪を償おうとするが…。苦しみに直面する人々は普通の日常生活をどう取り戻していくのか。リー・ユンチャン監督の長編4本目となる本作は、第31回釜山国際映画祭コンペに入選した。

監督/脚本

リー・ユンチャン [李芸嬋]

1972年、台北生まれ。映画監督、脚本家として活動している。長編初監督作『靴に恋する人魚』は(05)世界中の多くの映画祭に選出された。
リー・ユンチャン

スタッフ

プロデューサー:インチ・リン
プロデューサー:アルヴィン・チャン
脚本:ジンジャー・ワン
撮影監督:リー・ミン
編集:ドゥー・スーリン
美術:ライ・ヨンクン
衣装:ジョウ・ジェンリャン
音楽:Cicada

キャスト

ヤン・イージャン
ジャン・シーイン
リャン・シウシェン
シエ・ジャンロン
チェン・ピンシュエン
有用な人ポスター
台湾語映画誕生70周年記念特集 in Japan オープニング上映
良き隣人たち レストア版
[兩相好(數位修復版)]
Good Neighbors (Restoration)
  • ジャパン・プレミア

95分/モノクロ/台湾語、中国語/1962年、2026年/台湾

良き隣人たち レストア版
©2026 Taiwan Film and Audiovisual Institute. All Rights Reserved.

作品解説

伝統的な中国医学を施す本省人の陳家は、大陸から移住して西洋医学の医院を営む外省人の呉家の隣に施療院を開業する。礼儀正しくもどこかよそよそしい両家は、言葉、医学、そしてマナーをめぐって衝突を繰り返すが、さらに恋愛がすべてを複雑化させる。戦後台湾社会の多様性と文化摩擦をコメディタッチで描いた伝説の一本。監督のリー・シンは「台湾映画の父」と称され、ホウ・シャオシェン監督が師事したことでも知られる巨匠。日本では『あひるを飼う家』(65)などが上映されている。1965年から81年にかけて多数製作され、絶大な人気を博した「台湾語映画」という一大ジャンルを代表する作品がいまよみがえる。

監督

リー・シン [李行]

1930年、上海生まれ。48年に台湾に移住し、台湾映画を代表する映画人となった。初期の台語片(台湾語映画)を経て、『海辺の女たち(蚵女)』(64)『あひるを飼う家(養鴨人家)』(65)『秋決』(72)などの作品を通じて、「健康写実路線」の形成に貢献した。70年にわたるキャリアの中で52本の長編映画を監督し、金馬奨最優秀監督賞を3度受賞した。2021年に逝去。
リー・シン

スタッフ

エグゼクティブ・プロデューサー:リー・ユージエ
プロデューサー:リー・ズーイー
プロデューサー:チェン・ルーリン
脚本:ディン・イー
撮影監督:フー・チーユエン
助監督:ジン・シー

キャスト

ムー・ホン
ウェイ・ピンアオ
ワン・マンチャオ
ジン・シー
ヤン・ユエファン
フー・ドウ
良き隣人たち レストア版ポスター