2026.09.11 [更新/お知らせ]
第39回東京国際映画祭 呉 美保監督監修によるポスター解禁!

10月26日(月)~11月4日(水)開催の第39回東京国際映画祭(TIFF)のポスターが完成しました!
第39回TIFF_ポスター
今年のTIFFは「CONNECT ― 映画が繋ぐ、その先の世界」をテーマに掲げます。今、私たちはかつてない分断の中にいます。政治、経済、文化、宗教、性別など様々なレイヤーで対立が進み、多くの壁が立ちはだかっています。しかし、映画はそんな壁に穴を開けられる存在です。どこかの国の紛争のニュース映像は情報として消費されますが、映画はそれをドラマとして感情に変えることができます。誰かの痛みが自分の痛みになり、誰かの喜びが自分の喜びになる。そして、壁の先の世界と繋がっていくことができます。今年のTIFFでは、そんな映画の「繋ぐ力」を信じて、作ることや観ること、伝えることを通して、様々な世界を繋げていきたいと考えております。
 
今回のポスタービジュアルでは、この「繋ぐ」というテーマを象徴的に表現するため、子供に大人の服を着せて子供と大人を繋ぐ象徴的な存在として、映画が子供と大人の垣根を外すような、楽し気なビジュアルを目指しました。見ているだけで心が躍るようなポジティブなビジュアルを通じて、誰もが映画に触れ、新しい世界と繋がっていく高揚感を伝えます。
今回のポスターの監修は、『そこのみにて光輝く』(2014)『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(2024)などで人間ドラマを瑞々しく描いてきた呉 美保(お・みぽ)監督が手掛け、昨年の同監督作の『ふつうの子ども』の主演の嶋田鉄太さんが出演、撮影も同作の田中 創さんが担っています。デザインは昨年に引き続き大島依提亜さんが手掛けています。
 


 
[呉 美保監督コメント]
⼦どもと⼤⼈、⼥と男、仕事と恋愛。私たちは、さまざまな境界を作りながら⽣きています。けれど本来、それらはきっぱり分けられるものではありません。社会と映画もそう。異なる⾔語や⽂化、価値観に触れながら、誰かの痛みや喜びを⾃分に繋げてきました。この世界から分断や対⽴が無くならない今こそ、違いを認め合い、ともに⽣きる希望を持ちたい。暗闇の中、⼀⼈スクリーンを⾒つめながら同じ光を分かち合う。その⼩さな体験の積み重ねが、私たちの未来を着実に変えていく。「映画に夢をのせて。」そんな思いを『第39回 東京国際映画祭』のポスターに込めました。

 

■呉 美保(お・みぽ)監督プロフィール
映画監督、CM ディレクター。三重県出身。
大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業後、スクリプターとして映画界入り。初長編脚本『酒井家のしあわせ』でサンダンス・NHK 国際映像作家賞を受賞し、2006 年、同作で長編映画監督デビュー。『オカンの嫁入り』(2010)で新藤兼人賞金賞を受賞。『そこのみにて光輝く』(2014)ではモントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門最優秀監督賞を受賞し、第87 回米国アカデミー賞国際長編映画賞日本代表作品に選出された。『きみはいい子』(2015)はモスクワ国際映画祭にて最優秀アジア映画賞を受賞。二児の出産を経て、9 年ぶりの長編監督作『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(2024)が上海国際映画祭コンペティション部門に選出されるなど、国内外で高い評価を獲得。続く『ふつうの子ども』(2025)はズリーン国際映画祭コンペティション部門に選出され、批評家からも高い評価を受け、世界各地の国際映画祭で上映が続いている。映画のほか、執筆活動やCM、ミュージックビデオの演出も手がけている。
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